録音環境及び防音室を作る際に考えたいこと①【静音編】

自宅にレコーディングブースもとい防音室を作りたいって方は多いですよね。

この記事では録音環境に関する自分の覚え書きみたいなものをつらつらと書いていきますので、興味があれば読んでみてください。(役に立つかは不明)

まず、録音環境を構築する際に必要なことは大きく分けて3つあります。

・静音であること
・遮音されていること
・音場が良いこと

上記の3つです。この記事ではそのうちの一つ、「静音であること」について書きたいと思います。

静音とは?なぜ必要なの?

静音とは文字通り静かな状態であることです。

なぜ静かな状態が録音環境に必要なのかと言うと、レコーディングの際に不必要な音が混ざってしまうからです。

不必要な音、いわゆる雑音(ノイズ)が大きければ大きいほど繊細な音は埋もれてしまい、ダイナミックレンジや空間の響きなどの表現力が失われていきます。

小さい音や細かいニュアンスほどより影響は顕著で、本来録りたい音から離れてしまうということですね。

雑音(ノイズ)として考えられるもの

雑音と言っても環境音や電気的なノイズなど、要因となるものは複数あります。

それらを極力取り除くことによって静かな環境になるんですが、何がノイズとなるかわからない方も多いと思います。

比較的主要なノイズ源について例をあげますので、録音環境を構築する際に参考にしてみてください。

音(空気音成分)

・自動車や電車、飛行機などの交通機関による騒音

・雨や風などの天候による騒音

・エアコンなど空調による騒音(空調室外機の音もノイズ元になる)

・別の部屋から発生する扉の開閉、歩く音などの生活音(賃貸などの場合は対処が難しいかも)

振動(固体音成分)

・地下鉄による振動

・エレベーターによる振動

・受水槽のポンプによる振動

雑音(ノイズ)を軽減、無くすためには

じゃあこの雑音を無くすにはどうしたらいいのって話なんですが、簡単なのはレコーディングできるスタジオに行くことです。

身もふたもない話ですが、これが一番早くて一番確実なんですよね…。

例えばボーカルレコーディングであれば一時間数百円で利用できたりと、最近は値段が安いところも多いので、個人でスタジオにてレコーディングする敷居も低くなっていると思います。

まあこれは本筋から離れていますので、本来の解決策はと言うと冒頭で挙げた大事なことの二つ目「遮音」になります。

遮音については以下の記事に書いてありますので、引き続き読んでいただけると嬉しいです。

録音環境及び防音室を作る際に考えたいこと②【遮音編】

2019年8月5日

追記:アパートで防音室は作れるのか

アパートで本格的な防音室が作れるかどうかって話なんですが、場合にもよりますがぶっちゃけ難しいケースが多いです。

例えば、賃貸が木造建築だった場合、遮音性に限界があるので大きい音を出した際に音が外に漏れる可能性が高いです。逆に外からの音も録音の際に混ざることもあります。

そもそも賃貸は契約満了時に現場復旧しなくてはならないので、費用対効果つまりコスパの観点から言うと、あんまり良くないです。クオリティの観点から見ても素直にスタジオ借りたほうがいいと思います。

コンクリ造のマンションだったらワンチャンあるかもです。もちろんちゃんと設計した上での話ですが…。

家とか部屋を改造しなくても簡易的な防音室であれば10万円前後くらいで買えるので、趣味で歌とか録る程度ならこういうものもありかもしれない。

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インフィストデザイン(Infist Design)

ガチなやつならヤマハのアビテックスってやつが有名ですね。値段跳ね上がるけど。

防音室(アビテックス) |ヤマハミュージック

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