アンプシミュレーター(以下アンシミュ)便利ですね。自宅でもスタジオでアンプを鳴らしたような音が録れる。一軒家ならともかく集合住宅で中々音が出せないって人も多いんじゃないでしょうか。そんな悩みを解決してくれるアンシミュは、現代のギタリストやベーシストにおいて必須の道具の1つだと思っています。
ハードで有名なとこだとKemperとかAxe-Fx IIとか使ってる人多いですが、値段が値段なだけに中々手が出せない方も多いと思います。最近Axe-Fx IIIが発売されましたが40万円だって。やばくない?
ソフトだとAmpliTubeとか定番です。僕も持っていますが、これがあれば大体のジャンルの音は作れると思っています。最近はBIAS AMPもよく見ますね。今回はそれとは別のTH3ってソフトを使います。
参考動画
セツナトリップ弾いた(`o´) pic.twitter.com/by7Y3Gw5M3
— sasakusa (@839_mikan) 2018年4月24日
少し前にTwitterに上げた演奏動画があって、それを使った解説です。セツナトリップを弾いていますが、特に音作りを似せているわけではないので注意して下さい。
実際の設定の値を書きながら進めていくので、1つの資料として寛容な目で見守って頂けると幸いです。
タッピングフレーズ(0:14~0:27)
モデリングは「MODERN CH2」を使います。RSSコンプはなんか見た目かっこいいのと、レベル稼ぎたいなと思って入れてます。
設定の値はまずMODEがMODERNで、左から6.24、5.2、6.24、8,2.56、8.04です。右端のマスターボリュームは各自調整して下さい。
キャビネットはIRを使用しています。Marshall 1960AをSM57で録ったものです。TH3に入ってるキャビも悪くないので色々試してみて下さい。タッピングはどうしても入力が小さくなっちゃうので、オーディオインターフェースの方でもバッキングよりゲイン上げて録りました。
バッキングフレーズ(0:28~1:48)
モデリングは同じく「MODERN CH2」を使います。理由としてはパン振りがセンターで1本だけなので、音に統一感持たせるためです。
設定の値はまずMODEがMODERNで、左から3.08、4.8、6.24、8,2.56、7.56です。DRIVE以外はあんまり変えてません。キャビも同じです。
「MODERN CH2」の特にMODEがMODERNの時は、DRIVE低めでも結構歪むので慎重に調節して下さい。
その他の処理
インサートでTH3の次にEQ入れて、ハイパスで軽くローカットと気になるところをちょっとカットしてます。EQは大体なんでもいいです。
あとはリバーブをかけるとステレオ感が出て曲から浮きにくくなるので、うっすらかけてます。
まとめ
タッピングとバッキングのフレーズでの音作りを紹介してきました。
当たり前ですがギターが違えば音も違うし、弦やピックでも変わってくるので自分の機材に合わせて色々試してみて下さい。
因みに僕はElixirのCustom Lightを使用しています。錆びない個人的に最強の弦です。
また、ソフトアンシミュはDAWを買うと元からプラグインで入ってたりします。付属のものでも良いんですが、拘りたい方や慣れてきたら有料のものを買うのがおすすめです。
TH3自体にも他のモデリングたくさんありますし、他のアンシミュについての解説や詳しいEQ処理についてもそのうち書きたいと思います。
読んで頂きありがとうございました。なにか参考になれば嬉しいです。