![](https://blog.lampcat.com/wp-content/uploads/2018/08/ampli_cello-1024x736.jpg)
「Spitfire Audio」が提供している「LABS」というシリーズに新しく「AMPLIFIED CELLO QUARTET」が追加されました。
「LABS」シリーズは過去に「DRUMS」「STRINGS」「SOFT PIANO」の3つをリリースしており、「AMPLIFIED CELLO QUARTET」は4つ目になるライブラリです。
今回は過去のライブラリを含めて「LABS」について紹介していきたいと思います。
「Spitfire Audio」は他にもMoon Guitarの無料音源を配布しています。せっかくなので「LABS」と一緒にダウンロードしましょう。
Spitfire Audio App
![](https://blog.lampcat.com/wp-content/uploads/2018/08/No-0006-e1533250736462.png)
「LABS」は「Spitfire Audio App」という専用のソフトでインストールすることできます。
使用するためにアカウントが必要なので、持っていない場合は登録しましょう。
ダウンロードリンクはこちら「Spitfire Audio App」
Spitfire Audio LABS
「LABS」は現在以下の4つが無料でダウンロード可能です。
・AMPLIFIED CELLO QUARTET
・DRUMS
・STRINGS
・SOFT PIANO
![](https://blog.lampcat.com/wp-content/uploads/2018/08/No-0007-e1533241544936-1024x628.png)
LABSシリーズは専用のサンプラーで使用することが可能です。
サンプラーのUIは非常にシンプルで、左からボリューム、ダイナミクス、リバーブが基本になっています。
ライブラリによってはリバーブの項目をクリックすると別のパラメータを呼び出すことができます。
AMPLIFIED CELLO QUARTET
チェロのライブラリですが、純粋なチェロ音源ではなくてFX寄りの音源です。
「Chatter」「Evil」「Slide up」「Wobbly」「Tension」「Tremmy」の6つが用意されています。「Tension」が一番クセ少なくて使いやすいかな。
どちらかと言うと映画のトレーラーに使うような感じで、どれもクセのある音なので普通の曲中に使うのは難しいかも。上手くハマればかなり効果的だと思います。
ボリューム、ダイナミクス、リバーブの他にリリースを調節することができます。
DRUMS
キレがあって少しラウドな印象のドラムライブラリ。えっこれめっちゃ良くない?
シンプルなキットなので色々なジャンルに使えそうな気がしますが、静かめの音楽には使いにくいかも。
ドラム音源はフリーでも実用的なものが多いですが、このLABS Drumsもおすすめです。
バシバシとした元気のある感じで、個人的にすごい好きな音ですね。
STRINGS
STRINGSは「Short」「Ensemble」「Long」の3つが用意されています。「Short」はスタッカートで、「Ensemble」と「Long」はサスティン系。
最初からパンニングされていてるんですが、結構ざっくりとしたパンニングで変えられないので調節したい人には不向き。あと一応ラウンドロビンっぽいです。
アーティキュレーションは殆どありませんが、音はフリー音源とは思えないクオリティです。かなり実用的じゃないでしょうか。
ボリューム、ダイナミクス、リバーブの他に「Short」では「TIGHTNESS」を、「Ensemble」と「Long」では「RELEASE」を調節することができます。
SOFT PIANO
名前の通り、少しアタック感の控えめな柔らかい印象のピアノ音源です。ハンマーと弦の間に薄いフェルトを敷いて収録されているそうです。
リバーブを0にしても完全にドライにはならなくて、ちょっとリバーブ感がある気がする。
気になったのは高音部のほうが濁って聞こえること。多分他の弦の共鳴かな。他の音と混ぜたら多分わからないけど、単体で聞くと結構不協和音っぽい。
ポップスとかロックとかに使うなら別のピアノ音源の方がいいと思います。リバーブ深めにしても大丈夫なジャンル、例えばアンビエントとかには向いてそうです。
まとめ
「Spitfire」のフリー音源「LABS」について書いてきましたがいかがだったでしょうか。
使い方が限られるものもありますが、フリーでこのクオリティはさすがSpitfireといったところ。
弦ものとかオーケストラ系の音源って少し前は「Vienna」とか「EASTWEST」が主流というか、使用してる人多いな―って思っていたんですが、クリプトンの熱いマーケティングの効果か、最近は「Spitfire」をよく見ますね。使ってる人めちゃくちゃ増えてる気がします。
ただ、「Spitfire」の音源って音源全般的に見て、まあまあ高めの値段設定なんですよね。オーケストラ系の音源は製作コストも比較的かかるだろうし、「Spitfire」は手をかけて作ってる印象あるので仕方ない気もしますが、もう少しどうにかならないでしょうか…。
今回紹介した「LABS」は無料でダウンロードできるので、是非使ってみて下さい。
ダウンロードリンクはこちら「LABS」