「Refunct」はデベロッパー「Dominique Grieshofer」による世界の復元を体験するプラットフォームです。
プラットフォームというのはアクションのジャンルの1つで、足場を落ちないように渡ったり障害物を回避してゴールを目指すタイプのゲームを指します。
ファーストパーソン(一人称視点)によるパルクールゲームで、使うのは「WASD」「SPACE」「SHIFT」とFPSに慣れている方にはおなじみの基本的なキーのみ。
Refunctについて
本作は何の説明もなしに始まります。遠くには水平線とそびえ立つ柱の姿。
一歩足を踏み入れると、足場には草が広がり緑に染まりました。
一つ一つ足場を渡りつつ上に登ると赤く点滅してるスイッチが視界に入ります。スイッチを踏んでみると新しい足場が水の中からせり上がってきました。
新しく出現した足場にはまた別の赤いスイッチが見えます。
そうして次のスイッチを目指して足場を渡り、緑を増やしていく。そんな作品です。
足場は塗りつぶすと達成度のパーセンテージが上がっていくので100%を目指しましょう。
フィールドの各所には赤いブロックが配置されており、回収することで実績解除されていきます。
隠されていたり難しい場所に配置されていることもないので、こちらは100%を目指して塗りつぶしていけば自然と全回収出来ると思います。
ストレス要素を徹底的に無くすということ
文章にするとあんまパッとしないゲームなんですが、すごく良いところがあってプレイしててプレッシャーが皆無なんですよね。対人ゲームなら言わずもがな大体のゲームはプレイヤーに圧をかけてきます。時間制限だったりHPだったり効率化だったりゲームの種類によってそれは千差万別だけど、このゲームにはそれが存在しません。
シナリオも無いし敵も出ないしペナルティも無い。そもそもゲームオーバーとかにならない。ただ塗って飛ぶだけ。本当にシンプルで、クリアも30分あれば誰でも出来る難易度でひたすら心に優しい。対人でnoobとかidiotとか言い合ってるよりこれやってる方が絶対いいよ。
力を抜いてプレイできる上にゲームとしても普通に面白いです。そもそも何かを塗りつぶしたり隙間を埋めるってだけで気持ちいいし楽しいんですよね。
スプラトゥーンで塗り残しあるときれいに塗りたくなるし、スープに浮かんでる油は箸でくっつけて大きくしたくなる。あんな感じの面白さ。
背景は時間経過によって変化し、BGMも爽快さの中にどこか幻想を感じるトラックで非常に高いクオリティになっています。BGMは個人的にかなり好みだったのでサントラとか出して欲しかったなと思いました。
作中に殆どテキストが出てこないのであんまり気にしなくて大丈夫ですが、日本語対応もしています。
安かったのとスクリーンショットに釣られて買ってみましたがとても良いゲームでした。定価で買っても300円でお釣りが来るけど、Steamがセールの時なら100円くらいで買えたと思います。
皆もLet’s Refunct!